我が国は、人類が経験したこのない高齢化社会を迎え、長生きが幸せと思われない時代となってしまっています。私たちは、高齢者の生活に寄り添い、「その人がその人らしく生きること」に注目して考えます。経験と知識は、年を重ねるごとに豊富になるはずです。しかし、体力と気力の減少により、自信を喪失し、生きることに楽しみを見つけられない高齢者が多くなっています。当社では、そんな高齢者の本来持っている経験と知識に寄り添うことで、衰えてゆく、体力と自信を支える介護を提供します。
もっともっと出来るはず!まだまだ、楽しめるはず!
株式会社タクトは、出来ることは楽しくご自分で、出来づらいことは安全にお手伝いすることを心がけて、これからも事業を展開してゆきます。
高齢になり生きる希望を失ってしまう?そんなことの無いように生きていたいものです。当社は、平成20年 私の母の介護真っ最中に設立しました。当時母は、高齢者特有の「うつ病」になり気力もなく、何もしたくない年寄りになってしまいました。私は息子として、同居する家族として、どうにかして、元気な昔の母を取り戻せないかと日々試行錯誤していました。良いといわれる病院には、どこへでも連れて行ったり、気分転換にドライブしたり、買い物に連れ出したりもしました。デイサービスにも何箇所も行きました。しかし、やすみ休み3カ月も経つと、どうしても行きたがらなくなり、ベットの上で一日を過ごすことが多くなってしまいました。そんな時に、「寝たきりの高齢者の平均寿命は、ベットの上で8カ月!」と聞きました。近くの親友の実家が空き家になっていることもあり、「自分でデイサービスをやれば、嫌でも連れ出せる!」と、何の知識も経験もないのに、勢いで飛び込んだ介護事業でした。文字通り、母をおぶって帰宅させるところを、テレビの取材で映されることもありました。嫌がることもありましたが、毎日のように連れ出すことが出来ました。やがて、母はデイサービスで「ここは天国だ」と微笑みながら言ってくれたことも何度もありました。それから3年で、母は他界しました。頼みの綱の家内が、腰椎分離症になり、介護できなくなってしまい、母は施設で6カ月、肺炎になり病院で3カ月預かって頂き、最後の時を病院のベットで迎えました。こんな私の母の最期は、今の高齢者の平均的かもしれません。しかし、人が老いて自分の人生を振り返った時に、同じ生き方は無いはずです。高齢になり、その人が、その人らしいそんな最期であってほしい。そのお手伝いが出来る。それが私が目指す介護です。良い人生だったと私も思える最期を迎えるために!日々精進してゆきます。
代表取締役 大木 健次
2008年 | 株式会社タクト設立 |
八王子市散田町3-16-12にて、「あけびデイサービスセンター」開設 | |
2013年 | 八王子市散田町3-33-6にて、「ふろやデイサービス」を開設 |
2014年 | 「あけびデイサービス」に名称変更と同時に散田町3-7-21へ移転 |
2015年 | あけびデイサービス定員を10名から20名に増員変更 |
2016年 | ふろやデイサービスをあけびデイサービスサテライトに変更 |
2016年7月 | サービス付き高齢者賃貸住宅の申請 |
居宅支援事業所開設 | |
2017年 | サービス付き高齢者賃貸住宅「いちょう家族I」オープン 訪問介護併設 |
あけびデイサービスサテライトをあけびデイサービスに統合し移転 八王子市長房町1409-1 定員23名 |
平成20年に介護事業を立ち上げるために設立した弊社ですが、常に時代の変化に対応する為に準備を怠りなく行い事業を展開してまいりました。今後事業継承する息子と数年は介護事業を中心とした事業を展開しようと考えています。
平成31年は、2か所の「サービス付き高齢者向け住宅」の建築に着手し、それぞれ特徴のある住宅とし、安心して安全に高齢者が楽しく暮らせる生活の場の提供を目指してゆきます。今後も、高齢者の住宅と生活を支える事業を展開してゆきますが、介護保険事業も毎年のように変化を迫られるので、その他の安定した事業も手掛けていかなくてはいけないとも考えています。
株式会社タクト及び当社関連事業の発展にご期待ください。
代表取締役 大木 健次
専務 大木 啓徳